HABITA スルガ建設200年住宅コンセプト

HABITAスルガ建設とは

HOUSEからHOMEへ、HOMEからHABITAへ

国連の中にも、ハビタがあります

国連ハビタット:第1回国連人間居住会議がバンクーバーで開催された2年後の1978年、 国連ハビタット(国際連合人間居住計画)は国連総会によってケニアのナイロビに設立され、 58の国連加盟国で構成されています。ハビタットの使命は、社会的、環境的に持続可能な都市づくりを促進することです。

200年住宅・再生のできる家

200年住宅

・200年住宅のテーマは「100年を超えて再生できる家」です。

・200年という長期間の耐用は、古民家が証明してくれています。

・古民家再生の中には以下の3つの共通した要点がありますが、それをHABITAにも流用します。

1.木材の強度上から必要とされる断面以上に、大きな断面(大断面)の木材料を構造とします。

2.木材は切られて建材になっても呼吸をしています。窒息の状態では、木材が老けるのを早めることになりますので、木材は「現し」として使用します。

3.再生が行い易いように、 簡素な構造体の仕組み、つまり柱と梁を等間隔に配置した間面(けんめん)の構造とします。

住宅の平均寿命は、イギリス141年、アメリカの104年に対して、日本は30年という短さです。私たちは今一度、先人の家づくりの知恵に学ぶ時が訪れているようです。

「10年建てば評価はゼロ」のままではいけない。日本の木造住宅は、長く魅力のある家です。HABITAは大断面木構造での200年住宅の実現を目指します。 政府も住宅土地調査会を設け「200年住宅ビジョン」の作成に向けて検討を進めています。

先進国の事例を比べると極端に日本が短くなっています。それは住宅の構造体が石などの堅牢なものでないという理由からではありません。 また、気候風土による木材の寿命が影響を及ぼしているのでもありません。これらの多くが、古いものに価値を見出す習慣と、住宅の価値を評価する制度上の問題などによるものです。

再生のできる家

100年を超えたら、一度構造体を残すところまで解体をして、 改めて性能や住まい方などを再構築することが再生です。現在でも100年を越えた古民家が再生されています。 こうした再生ができるようにするためには、大断面に対する愛着と、それなりの設計要綱を満たしている必要があります。

建材の耐久性

木構造の歴史=1400年

世界最古の木構造は、7世紀に作られた、法隆寺です。木造建築を誇る日本で最初の世界文化遺産になりました。 もちろん、現存する世界最古の木構造としての例であり、木構造の歴史はさらに有史をさかのぼるものです。

鉄骨造の歴史=230年

世界最古の鉄骨造は、1779年、産業革命によって製鉄業の中心となったイギリスのコールブルックデールにあるセバーン河に架けられたアイアンブリッジの鉄製の橋が作られました。 これが、世界初の構造材としての鉄の使用例です。

RC造の歴史=130年

世界最古の鉄筋コンクリートは、1875年に、フランスで鉄筋コンクリート製の橋が、構造物として最初に作られました。 世界的に有名なものとしては、フランスのサン・ジャン教会があります。構造物以外では、1867年に造園家のJoseph Monierが鉄筋入りの植木鉢で特許を取ったのが最初です。

 

木材の耐久性

乾燥材の強度

伐採後から徐々に強度を増し、強度のピークは伐採後約200年。その後、1000年以上かけてゆっくりと伐採直後の新材と同じ程度の強さに戻ります。

樹齢の4倍

法隆寺は樹齢500年材 ⇒ 2000年持つ
戦後植林材は樹齢60年 ⇒ 200年持つ

地産地消

木材は、生まれ育った土地から、緯度1度(約111km)以内で使用すると耐久性が長いといわれています。

 

五感

触覚 ~触れてやさしい木の肌~

日本人は上足の文化で、時には素足になって床の上を歩きます。足の裏は「第二の心臓」ともいわれ、温度、硬さなどを感じとります。 このように、触れる機会も多いので木の家をつくってきました。優れた職人が、機械での測定でしかわからない形状差を判別する様に、触覚は人に備わっているすばらしい能力です。 手や足の触覚による刺激を大切にするためにも、家づくりの素材を考えましょう。

触れて温かみのある木

鉄やコンクリートを触った時に冷たく感じるのは、これらの熱伝導率(熱の伝わる早さを表す値)が高く、手から熱が奪われるためです。木材は、熱伝導率が鉄の400分の1と大変小さく、熱が逃げにくい素材です。つまり木の細胞が無数の空気を抱え込み、断熱性能に優れているということを表しています。また、木には細かい凹凸があり、肌の接触面が減り、温かく感じます。

「木の温かみ」は、木のもつイメージではなく、科学的にも根拠があることです。それは、木材を「現し」で使用するという理由の1つにもなっています。

 

木の「ゆらぎ」からリラックスを促す

「ゆらぎ」とは、規則性と不規則性の間に存在し、自然界では普遍的に見られる現象で、あらゆる自然現象の動きの元となる法則です。この「ゆらぎ」は人がとても心地よいと感じるもので、周波数f(frequency)に反比例する「ゆらぎ」は「1/fのゆらぎ」と呼ばれています。

これは私たち人間の生体のリズムも1/fゆらぎと同じであり、その環境下において、ヒトはα波を発し、快適感を与えるといわれています。木目の間隔と流れ、木の表面の微妙な凹凸が1/fのゆらぎをもたらし、人の感覚を心地よく刺激します。

 

自然界における「1/f ゆらぎ」

・木漏れ日・小川のせせらぎ・炎のゆらめき・電車の揺れ・蛍の光り方....など

 

視覚 ~目にやさしい木~

木の色にやさしさと親しみを感じるわけ

木の色のインテリアに反射した光はとてもやさしく感じます。それは、木の表面にあるミクロの凹凸が光を分散し、光をやわらかくしてくれるからです。

室内では、目にやさしい光の反射率は50~60%が最適と言われています。 これは木材の反射率とほぼ一致しているため、強い刺激を与えません。 人の肌にも50%~60%が最適であり、木も人も同じ生物であるため、やはり安らぎが生まれるのでしょう。

 

木の光が人にやさしいわけ

アルミニウムの光の反射率は90%とされ、夏の日差しが強い日には眩しくて目を向けられません。 コンクリートは光の吸収率が高いため、炎天下のコンクリートは触ればとても熱いと感じてしまいます。

この2種類の素材は光の波長による反射率の変化はほとんどありませんが、木材は光の波長により反射率が大きく異なるため、夏は肌に有害な紫外線を吸収し、冬は赤外線を効率よく反射させるので、夏も冬も木のそばが快適に過ごせるというわけです。

聴覚 ~耳に効く、まろやかな木の響き~

木材ならではのリラックス効果

人の耳には聞こえないとされる超高音域の音(虫や鳥の声、せせらぎの音など)を聞くと、脳派にアルファ波が発生し、リラックスするといわれています。

木造住宅は防音に弱いとされていますが、コンクリ-ト住宅にはない、超高音域の音成分が存在するとされております。 コンクリートに囲まれて落ち着かない理由はこんなところにあるのでしょうか。

木によるまろやかな響き

木材は、音域に依存せずに不快な雑音などを適度に吸収し、程よくまろやかに音を響かせてくれます。 これは、木材がコンクリートやビニールの20倍の吸収音率で、耳障りな音域の成分を抑え、聴覚になじみやすいという結果をもたらしてくれるからです。

木を叩くと、“コンコン”という響き、コンクリートは“ゴンゴン”、鉄は“カンカン”、木材は細長い中空の細胞でできているため、 音をまろやかにし、やわらかい響きを生み出します。木造建築のコンサートホール、オペラハウス、劇場、 などを始めバイオリン、ギター、ピアノ等楽器に木材が多用される理由もうなずけます。

木製のリコーダーなどは、吹いている内に音程が変わってくることがありますが、しばらく置いておくと、 また元の音に戻ります。これは、調湿効果のある木のちからならではのこと。 木製の楽器の生み出す味わい深い音色は、長い年月をかけて均一に乾燥したおかげです。乾燥した木材は、様々な場所で活躍しているのです。

嗅覚 ~木の香りがストレスを解消~

嗅いも癒しの木の香り

山や森の木々、新築の木造住宅など、何とも言えない良い木の香りがするのをご存じの方も少なくないと思います。 これは木材内の精油成分(フィトンチッド)によるものです。

木の香りには不思議な効果があり、スギから匂うほのかな香りはストレスを癒し、ヒノキの香りはやすらぎを与えてくれます。 樹種により精油成分の種類や含有量などが異なるため、独特の香りがするものですが、 木の香りは睡眠時のアルファ波を増加させたり、ストレスを和らげたり、血圧を下げるなどの効果があるとも言われています。

中には、「木の香りが嫌い」という人でも、木の香りを嗅ぐことにより、ストレスが和らいだという不思議な結果も出ています。 そのため、芳香消臭脱臭剤はもちろんこと、繊維に香りを付加した衣類などや木材の精油成分を入れ込んだ建材なども開発されています。 この様な木の香りによる様々な効果は、外国産にはない国産材ならではの特徴です。

フィトンチッド効果

森林浴と呼ばれるリフレッシュ効果は、木の精油成分「フィトンチッド」によるものです。 元々「フィトンチッド」はロシア語からきており、「殺菌作用がある植物の揮発成分」と言うような意味になります。 森林浴では、この揮発成分に触れることにより、精神的にリラックスし、活力を与えてくれます。 また、この成分の含有量は、国産材により多いという林野庁調査結果があります。 フィトンチッドの放出率は、米栂、米松にくらべて、国産の杉で5倍、桧で15倍、松では30倍です。 これは、住宅に仕様される製材後の木材からでも変わらず放出されています。

フィトンチッドの効果

・害虫忌避・有害菌の不活性化・消臭効果・精神安定効果・大脳皮質を活性化し調整力を高める・高血圧を抑制・ストレスの緩和・皮膚病・呼吸器系疾患の改善 ・アレルギー性疾患の予防、回復等・安眠効果・鎮静作用・アルファ波誘発作業

味覚 ~木にもおいしい味がある~

木材は味覚にも影響を及ぼします。香りをつける酒樽はスギなどで作られ、においが嫌われる食品を入れる容器の場合にはサワラが使用されます。 また、樽や桶の側板には、適度な吸水性を持つ柾目板が使われる場合がありますが、これはおひつ、すし桶などに使われます。

味わう、おいしい空気、木の吐息

現代においても白木やウルシ塗りの箸、それに椀が好んで使われています。良く言われますが、プラスチックの椀や箸よりも、食事がおいしく感じられることが、情緒的なのでしょう。