住まい文化研究会
はじめに
「住まい文化研究会」は、住まいづくりのあり方について、意匠や構造のみならず、文化や伝統の側面から、皆様と一緒に学んでいくことを目的として発足した研究会です。
「住まい文化研究会」では、定期的な講演会を通して、特にこれから家を建てる皆様方に住まいづくりに役立つ情報を、あらゆる視点から発信していきたいと考えております。
ぜひ多くの方々にご参加いただき、住まいや文化の情報交流の場として、少しでも役立つことができれば幸いです。

※「住まい文化研究会」に関するお問合せは、事務局までお願いいたします。皆様からのご要望をお待ちしております。
ごあいさつ
20世紀は経済が急激に発展した大量生産大量消費の時代であり、何よりも効率が求められてきました。さらに量から質への転換や個の時代という新しい尺度も生まれました。 しかし、文化や伝統という人間の本質にとって大切なものを犠牲にしていた時代であったとも言えます。そして21世紀に入り、その反省から調和を大切にした、人に優しい社会を形成しようとする機運が盛り上がって参りました。
また住宅に関しても安心で快適な住まいづくり、まちづくりを実現する必要性が高まっており、長寿対応、資源循環型、文化・歴史的伝統や気候風土などに立脚した住まいおよび住環境のあり方を私たちは見定めなければなりません。
そこで、財団法人住宅都市工学研究所では、新しい世紀にふさわしい住まいのあり方について、文化や伝統の側面から、新たに研究を重ねていくために「住まい文化研究会」を立ち上げました。
真の住まいの魅力というものは、古民家や数寄屋づくり、そしてモダンリビングまで総合的に情報を蓄え判断していかなければわからないものです。単なる構造や意匠だけではなく、気候や暮らし、さらには歴史的・文化的な住まいの価値を研究しなければならないものです。その意味では、日本の建築物や歴史的住まいは、世界の中でも高い評価を受けてきました。しかし、残念ながらこうした住まい文化が、失われつつあるのです。現在、これから家をつくる人がこれらの幅広い住まいづくりの情報を得ようと思っても、意匠や構造、資金について勉強する機会はあっても、文化や伝統に関する情報を得る機会は、なかなかありません。
財団法人住宅都市工学研究所は、このような趣旨で皆様に住まいに役立つ情報を発信する「住まい文化研究会」を主催することにいたしました。これらの住まい文化に関する情報が皆様のこれからの住まいづくりにお役に立てることを願っております。
財団法人 住宅都市工学研究所
理事長 三澤 千代治

